[発見]高配当株に投資時の、3つのデメリットと3つのメリット、銘柄の選び方を解説
高配当株って、配当が高いみたいだけど、デメリットってなんだろう?
メリットとデメリットをそれぞれ知りたいな。良い銘柄の選び方ってあるの?このような疑問に答えます。
高配当株の3つのメリット
日本で人気の、高配当株の例
この記事を書いている僕は、売買を始めて1.5年ほど。高配当株が得意ジャンルで、4桁万円を投資し、FIREしました。投資が好きで参加し続けているので、実体験がお役に立てたらいいなとおもい、ブログを書いています。
高配当に、投資をしたことがない方にある悩みとして、「高配当株って、デメリットもあるよね?メリット・デメリットがイマイチよく分からない、、、。」というものがあると思います。
ですが、1年半ほど投資を経験すると、「高配当株のメリットと、デメリットの回避のしかた」みたいなものが分かってきました。
そこで今回は、「高配当株に投資時の、3つのデメリット」などを、解説していこうと思います。
※3分ほどで、記事は読み終わります。3分後には、今までより「メリット・デメリットを踏まえた、高配当株の選びかた」について、マスターしているはずです。
目次
高配当株に投資時の、3つのデメリット
高配当株に投資時の、デメリットは、下記です。
毎配当のときに、税金が引かれる
配当利回りの値が、変に上がっている銘柄がある
減配の可能性
高配当株は、減配する可能性があります。減配とは、前の期よりも、配当が減ってしまうものです。
減配の理由は、主に業績の悪化になります。業績が悪化すると、利益が少なくなり、投資家に分配する配当も少なくなってしまいます。
企業は、配当性向により利益の何%を配当として配るかを、投資家に示しています。なので、業績が下がると、利益が減り、その分配当の金額が減ってしまいます。
[対応策1]:減配するデメリットを、小さくする銘柄の選び方
減配してしまうと、投資のパフォーマンスが下がります。なので、減配する企業をできるだけ避けて、投資をするべきです。
避けるためには、事前の調査が必須になります。調査の仕方は、下記になります。
IR BANKという、企業の過去の実績を確認できるサイトを活用して、確認します。
[対応策2]:確認する、データ項目
確認するデータ項目は、こちらです。
🟢売り上げ→十分な売り上げがあり、ほぼ落ちていない
🟢利益→十分な利益があり、ほぼ落ちていない
🟢総資産→十分な総資産があり、ほぼ落ちていない
🟢自己資本比率→40~50%以上あり、ほぼ落ちていない
🟢現金→十分な現金があり、ほぼ落ちていない
🟢一株配当→十分な一株配当があり、ほぼ落ちていない
🟢配当性向→十分な配当性向であり、ほぼ落ちていない
減配は、業績が下がると利益が減り、その分配当の金額が減ってしまうという現象です。なので、利益が減らないかを確認することが大切です。
また、起業としてお金の余裕があるかなども、株主から見た企業の信用度につながる為、確認します。
[対応策3]:IR BANKの使用方法
ネットで、IR BANKを検索すると、下記の画面になります。
①左上の黄色の枠に検索Barがあります。検索Barに「JT」と入力しクリック↓
②こちらの画面になったら、「日本たばこ産業」をクリック↓
③黄色枠の、「決算」をクリック↓
④少し下に進むと、「売上高」があります。↓
ここで確認する、データ項目の1番目の、下記を確認してみます。
🟢売り上げ→十分な売り上げがあり、ほぼ落ちていない
「2014年03~2022年予12」までの、10年間を確認すると、10年間にわたり2兆円台の売り上げをキープしています。
なので、十分な売り上げがあり落ちていなく、問題ないであろう。という判断をしています。
また、売り上げよりも下にスクロールすると、他の項目が出てきます。同じやり方で、すべての項目をチェックすると、下記のようになります。
🟢利益→十分な利益があり、ほぼ落ちていない
🟢総資産→十分な総資産があり、ほぼ落ちていない
🟢自己資本比率→40~50%以上あり、ほぼ落ちていない
🟢現金→十分な現金があり、ほぼ落ちていない
🟢一株配当→十分な一株配当があり、ほぼ落ちていない
🟢配当性向→十分な配当性向であり、ほぼ落ちていない
全ての項目で、10年安定していて、問題ないであろう。という判断になります。
僕の場合は、上記の項目しか見ませんが、不安なかたは他の項目もIR BANKで確認してみてください。
なお、他の企業の資料を確認したい場合には、画面の左上にある検索バーに企業名を入力するとできます。
毎配当のときに、税金が引かれる
株の配当は、税金がかかります。税率は20.315%で、この税率は、株を売却して得る、キャピタルゲインと同じです。
「特定口座」で株を購入すると、配当を貰う際に、税金が引かれた額を貰えます。特定口座にすると、証券会社が確定申告をしてくれますので、おすすめです。
消費税や所得税と同じように、法律で決まっている税金なので、全員同様に支払いが必要です。
[対応策]:NISAを活用する
NISAは、投資の利益が、非課税になる制度のことです。毎年決まっている金額の範囲内で、利益や配当は非課税になり税金がかからなくなります。
NISAは、3種類あります。
🟢一般NISA:年間120万円まで、最大で5年まで非課税で保有できる。
🟢つみたてNISA:一定の投資信託を、年間40万円まで購入でき最大で20年、非課税で保有できる。
🟢ジュニアNISA:年間80万円まで購入でき、最大5年まで非課税で保有できる。
また、現状の詳しいNISAの条件は、金融庁の<2023年までのNISA>にも載っています。
なお、一般NISAと積み立てNISAをして、お子さまがいる方はジュニアNISAもすると良いです。年間120~200万円まで、税金がかからずに運用できますので、やらない理由はないですね。
配当利回りが、変に上がっている銘柄がある
株価は、不祥事や業績悪化・円安などによって、株主心理の悪化と共に下落することがあります。
この場合は、配当利回りが上がりすぎてしまいます。株価が下がると、利回りが高くなるので、10~11%のことなどもあります。
ただ、業績悪化などが解消して、株主心理が改善すると、株価が上がり利回りが下がる可能性もあります。
つまるところ、配当が安定していないという事です。株価の上下が激しく、業績も不安定なので、配当も上がったり下がったりを繰り返します。
配当をたくさん貰えると思ったら、下がってしまった。。。なんていう事になりかねないので、このような銘柄は注意が必要です。
また、会社の30周年記念など、「記念配当」の場合もあります。その場合には、1回だけ配当が高く、しばらくすると配当が元通りに下がってしまうことがあります。なので、気を付けないといけません。
なので、事前にIR BANKを使い、配当が安定している銘柄か確認することが大切です。
高配当株の3つのメリット
高配当株の、メリットは、下記です。
株価が下がっても、配当は安定していることが多く安心
複利の効果を、発揮できる
インカムゲインを得られる
高配当株の嬉しいところは、インカムゲイン(配当)を貰えるところです。基本的に、高配当株は、6ヶ月に1回ほどインカムゲインが入金されます。
また、日本の高配当株は3月下旬と9月下旬に、配当の権利を貰えることが多めです。配当の権利を得てから、だいたい3ヶ月後くらいに、配当が入金されることが多いです。
🟢3月下旬に、配当の権利を貰う→6月下旬に、自分の証券口座に入金される
🟢9月下旬に、配当の権利を貰う→12月下旬に、自分の証券口座に入金される
こちらは、今年の6月に配当が入金された、浅沼組の配当になります。
インカムゲインを得られると、月々の収入に配当がプラスされる感じで、生活が豊かになります。
なので配当は、生活の足しにできたり家族で旅行にいったりと、好きに使って大丈夫です。
https://twitter.com/Kazzn_blog/status/1580477778046373888
配当は、資産から生み出したお金なのでお給料とは違い、使う際に罪悪感があまりなく使えます。
株価が下がっても、配当は安定していることが多く安心
高配当株は、日経平均など相場が低迷しても、配当が安定しがちです。株価よりも、配当金は安定しています。
🟢配当は、株価ほど下がらない
🟢配当は、株価が下がっても、入金される
また、市場の暴落時も、配当は現金でしっかり入金されるので、安心です。
市場が下落相場で、持ち株が含み損になっても、損切をせずに配当を貰いながら市場の回復を待つことができます。なので長期目線で保有することがおすすめです。
複利の効果を、発揮できる
「複利は人類最大の発明である」 かの有名な、アインシュタインの名言です。高配当株は、半年に1回、配当が入金されるので複利の力を大きく活用できます。
複利とは、下記のようなものです。
🟢元手100万円を、配当4%の株で運用。→1年後に104万円
🟢翌年、104万円を、配当4%の株で運用。→108万1,600円
🟢翌々年、108万1,600円を、配当4%の株で運用。→112万4,864円
上記の感じで、複利で運用すると、3年で12万4,864円の利益になります。半年に1回、配当が入金されたら、そのお金で高配当株を買う。それだけです。
複利は、長期になるほど有利で、10年続けると、148万円まで増えます。100万円を銀行に預けても、インフレにより価値が減るので、投資がおすすめな理由がこれです。
この方法の良いところは、元手以外はお金を出していないということで、増えたお金を追加して増やしているので安心です。お金持ちの方は、複利を最大限に、活かしています。
🟢1億円を配当4%の株で運用。→1年後に1億400万円
🟢1億400万円を配当4%の株で運用。→1年後に1億816万円
🟢1億816万円を配当4%の株で運用。→1年後に1億1248万円
上記のような感じで、お金が増えていきます。
複利は、自分にできる額を運用することで、少しづつ元本を膨らませることができます。この点において平等な仕組みです。
なので、長期目線で複利で運用する計画を、立てることがおすすめです。
日本で人気の、高配当株の例:双日【2768】
双日【2768】は、総合商社です。自動車・航空産業・金属・ヘルスケア・資源・インフラなどの多くの事業をしています。
🟢売り上げ
売り上げは、10年ほど1兆6千万円~2兆円くらいをキープしていて、堅調です。
🟢利益
利益は、10年ほどかけて、230億円~900億円くらいを推移。総合商社という特性のため、バラつきはありますが、問題ない範囲です。
🟢総資産
総資産は、10年ほど、2兆円~2兆6000億円ほどを推移。潤沢な資産があるといえます。
🟢自己資本比率
自己資本比率は、10年間、20%~27%くらいを推移しています。欲を言うと、40%ほどは欲しいですが、10年間かけて少しづつ比率が上がってきているので大丈夫です。
🟢現金
現金は、10年間で2700億円~4200億円ほどを推移。徐々に減ってきていますが問題ない水準だと思います。
🟢一株配当
一株配当は、10年ほどで5倍になっていますので、株主還元に対して積極的といえます。
🟢配当性向
配当性向は、10年くらい18%~44%程を推移しています。総合商社なので、ある程度のアップダウンはありますが、大丈夫な水準です。
総合的には、こちらになります。(私の、感想です)
🟢売り上げと利益が、十分に出ている
🟢体力である資産と、自己資本・現金に問題はない
🟢配当は、配当性向が十分あり、株主に還元する意識もある
まとめ:高配当株の、3つのデメリットの対策をしよう
今回の記事では、こちらのことについて、解説しました。
高配当株の3つのメリット
日本で人気の、高配当株の例
毎配当のときに、税金が引かれる
配当利回りの値が、変に上がっている銘柄がある
それぞれの対応策:
🟢減配の可能性→IR BANKを使い、慎重に銘柄を選ぶ
🟢毎配当のときに、税金が引かれる→NISAを活用する
🟢配当利回りが、変に上がっている銘柄がある→IR BANKを使い、慎重に銘柄を選ぶ
基本的に、一番大きいデメリットは、減配の可能性です。減配する可能性の低い株を、選ぶことが大切になります。
その為に、調査することに慣れ、自分の軸を持って判断することが大事です。
株価が下がっても、配当は安定していることが多く安心
複利の効果を、発揮できる
メリットの解説:
🟢インカムゲインを得られる→日本株の場合は、3月下旬と9月下旬に配当の入金が入ることが多い
🟢株価が下がっても、配当は安定していることが多く安心→暴落時も、配当は安定しがちなので、長期目線で保有しやすい
🟢複利の効果を、発揮できる→長期目線で複利で運用をすると、雪だるまのように効果が大きくなる
配当は安定していて、長期目線で複利運用をすると、高配当株は大きくなっていきます。
節約などで入金力を高めて、時間を活用して、配当をできる分は再投資するとやがて大きい結果がついてきます。
双日【2768】(総合商社)
🟢売り上げ→1兆6千万円~2兆円くらいをキープしていて、堅調
🟢利益→230億円~900億円くらいを、推移していて問題ない
🟢総資産→2兆円~2兆6000億円ほどを、推移していて潤沢
🟢自己資本比率→10年間少しづつ、比率が上がってきていて大丈夫
🟢現金→2700億円~4200億円ほどを推移していて問題ない
🟢一株配当→株主還元に対して積極的
🟢配当性向→18%~44%程を推移してしていて問題ない
総合判断:
🟢売り上げと利益が、十分に出ている
🟢体力である資産と、自己資本・現金に問題はない
🟢配当は、配当性向が十分あり、株主に還元する意識もある
今回は、高配当株に投資する際の、デメリットを解説しました。株を買う前に、デメリットを確認することが大事で、一番時間をかけるべき部分になります。
デメリットを、できる限りのパワーで潰して、それで買う前の準備が整ったことになります。なので、ぜひデメリットの確認方法に慣れてください。
というわけで、今回は以上になります。お読みいただきありがとうございますっ!
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